値上がり率ランキングと出来高増加

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新興株の場合、ファンダメンタル分析やテクニカル分析で、有望株を見つけるのは難しい。

 

というのも新興市場の銘柄が、騰がるかどうかは、騰がってみないと分からないからだ。

 

ただ騰がっている株を見つけるには、値上がり率ランキングをみれば良い。

 

新興市場株の特徴の一つは、値上がりや値下がりの動きが激しいことだから、騰がるときは必ず値上がり率ランキングに載る。

 

新興株がなぜランキングに載りやすいのかというと、普段から売り物が少ないからだ。

 

東証一部の225銘柄など、売り板も買い板も、ギュウギュウ詰めに注文が並んでいる。

 

しかし新興株の多くの銘柄では、売り板も買い板も閑散としているので、大きな買いが入るとあっと言う間に株価が跳ね上がってしまうわけだ。

 

さらに5%とか7%位上がると、値上がり率ランキングに載り、それに気づいたデイトレーダー達が集まる。

 

彼らは材料も調べずに、とりあえず買うので、それでほんの5分とか10分くらいで、株価が10%とか20%くらい値上がりするのだ。

 

こういう風に、デイトレーダーというのは、値上がりし始めた銘柄を見つけると、イナゴの様に集まって買い上がる。

 

なので彼らのことを別名、「イナゴトレーダー」なんて呼ぶのだが、イナゴが集まることで、我々は新しい有望株に気づく。

 

そしてさらにそれが拡大すると、出来高もどんどん増加して、新興市場の売買代金ランキングにも載る。

 

こうなってくると、その銘柄の話は、ストックボイスだとか日経CNBCなどの、株式市場中継番組で取り上げられ、さらに株価が上がり、売買高も増える。

 



新興株の重要な指標は、出来高が増えていくこと

新興株にとって一番重要なのは、実は「出来高」だ。

 

日頃、取引が閑散としている銘柄は、買い手がたくさん現れない限り、株価はほとんど上がらない。

 

いくら有望な銘柄であっても、それが多くの投資家に知られないと、株は買われず、株価も上がらない。

 

もちろんインターネット時代であるから、ニュースは毎日ネットで調べることができる。

 

ヤフーファイナンスや株探のニュースを見れば、その日の注目銘柄がたくさん載っているから、材料のある銘柄は、みんな知っている。

 

ただその材料が株価にどれだけ影響するか、どれくらい多くの投資家の関心を集めるか、それは相場が始まってみないと分からない。

 

また、材料が出た初日には、さほど注目されなかった銘柄も、だんだん注目を集めて、株価が何倍になったりすることもあるから侮れない。

 

新興市場銘柄というのは、新しい分野や、新しい場所でビジネスをしているので、最初はピンとこなかった様な情報が、だんだん有望であることが知れ渡っていくのだ。

 

こういう風に株価が大きく上がっていくときは、必ずと言って出来高が増えていく。

 

初動の出来高は少ないが、だんだん増えていく日足チャートの例
初日だけ賑わって、翌日から出来高が少なくなる銘柄や、上昇途中に出来高が減っていく場合は、そろそろ株価のピークになっている。

 

イナゴの様に集まってきた投資家が去ったら、株価は急落して、そこで一相場終了だ。

 

つまり新興株の株価を占う、一番分かりやすい指標は、出来高が増えるか減るかって事だね。

 

急騰して出来高が増え、出来高が減ったら終わりの日足チャート例

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