新値八手十手高値とは
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新値八手十手(しんね・はって・じゅって)という言葉がある。
これは高値更新や安値更新が8回から10回くらい続いたところが、トレンド転換になりやすいという株の格言(酒田五法)だ。
高値更新の場合は、新高値八手十手とか、新値八手十手高値といい、上昇が止まって調整に入る。
そのため、新高値八手は利確タイミングとされている。
上場以来、アップダウンを繰り返しつつ、初値の2倍を超えてきたソレイジア・ファーマも、5週目は毎日のように新高値(上場来高値)を取ってきた。
そろそろ新高値八手ということなのか?
日足チャートを見ると、4月10日から毎日のように新高値を取り続けている。
上場4週目は木曜日以外の4日が新高値。
5週目は月曜日から木曜日まで、毎日新高値。
4月20日の木曜日で、ちょうど新高値八手に達している。
そしてこの日、またもや売買代金が400億円を超え、全市場ランキングの上位に顔を出した。
金曜日も売買代金ランキングの上位で、470億円を超える、とんでもない大商いになった。
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
4月17日(月) | 417 | 446 | 406 | 444(+47) | 50,498,900 |
4月18日(火) | 439 | 468 | 413 | 459(+15) | 43,058,900 |
4月19日(水) | 470 | 539 | 461 | 539(+80) | 58,950,500 |
4月20日(木) | 556 | 639 | 543 | 606(+69) | 95,066,800※売買代金400億円超 |
4月21日(金) | 600 | 645 | 546 | 594(▼12) | 78,539,800※売買代金470億円超 |
酒田五法とは
新値八手十手というのは、酒田五法(さかたごほう)の一つの教えだ。
酒田五法とは、今の山形県の酒田市辺りに住んでいた、本間宗久という江戸時代の米相場師が書いた本の名前で、相場の必勝法だという。
本間宗久は、ロウソク足の並び方から、相場の方向を見極める方法を見つけて、それを酒田五法としてまとめた。
因みに五法というのは、「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」の5つだ。
酒田五法
三山 (さんざん) | 上昇トレンドで、上昇して下落、上昇して下落、上昇して下落、と言う風に山が3つできたら、そこが上昇のピークになりやすい |
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三川 (さんせん) ※逆三山ともいう | 下落トレンドで、大きく下がって少しもどすを3回くらい繰り返したら、その辺りが大底になりやすい |
三空・叩き込み(さんくうたたきこみ) | 窓を開けて陰線が4本並ぶと、そろそろ反転するので、買ってもよいというサイン |
三空・踏み上げ | 窓を開けて陽線が4本並んで上昇すると、そろそろ買いの力が枯れるので、そろそろ売るべきと言うサイン |
赤三兵、黒三兵 | 赤三兵とは陽線が3つ並ぶことで、上昇トレンドを考える。黒三兵は陰線が3本並ぶことで、下落トレンドを考える。 |
上げ三法、下げ三法 | 上昇トレンドで、短い陰線が三つ並んだ後、長い陽線が出れば上昇継続。下落トレンドで、短い陽線が三つ並んだ後、大きな陰線が出たら下落トレンド続行。 |