バイオベンチャーとは
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新興株とは、東証マザーズや、ジャスダック市場で取引される、比較的歴史の浅い企業の株だ。
新興株の特徴としては、「新しい事業」を行っている銘柄が多く、バイオベンチャーやIT企業などが多い。
またスマホゲームやスマホアプリなど、ケータイ関連のアプリを作っている企業も多い。
こういった新興企業は経営は安定しないが、一発当てると利益がでかい。
たとえばバイオベンチャーはたいてい医学部や薬学部の研究者が、自分の研究を進めるために起こしている。
大学では、自分のやりたい研究があっても、予算が付かないと研究することができない。
そのため大手製薬会社などから、研究資金を募って研究を行うのが、バイオベンチャーと言うことだ。
なので非常にマニアックだし、オタク化していて、特定の分野や条件で効く薬を開発している。
自分の得意分野で、やりたいことをやっているので、情熱を持って研究開発を行っている。
大手製薬会社は、採算の取れるメジャーな病気の薬の開発で手一杯で、あまりニッチな分野の研究に費用をかけられない。
さらにマイナーな病気やニッチな分野は、薬や治療法の需要があっても、病気や分野自体が山ほどあるから、どれに焦点を絞るかだって難しい。
なので彼らバイオベンチャーに資本参加したり、共同研究やマイルストーン報酬で支援し、その薬の販売権を確保しようとする。
バイオベンチャーが、毎年毎年、何億もの赤字を垂れ流しながらも、研究を続けていけるのは、そういう収入減があるからだね。
ITベンチャー、ゲームアプリ会社
新興市場の銘柄には、ITベンチャーや、ゲームアプリ開発会社なども多い。
ITベンチャーやゲームアプリ会社とは、インターネットやコンピュータ分野の、アプリケーションプログラムを作る企業のことだ。
コンピュータ関連企業は、コンピュータ本体や部品を作る企業と、コンピュータの操作に関する基本プログラム(OS)を作る会社と、文書を作ったり、表計算を行ったり、絵を描いたり、動画を編集するといったアプリケーション(アプリ)を作る会社に別れている。
コンピューターの本体(ハード)を作るのは、DELLとか、ヒューレット・パッカード(HP)とか、日本電気だったり、東芝だったり、富士通などといった企業だ。
と言っても近年は、台湾で作られた部品を使って、組み立てるだけで、パソコン本体はできてしまうので、どの企業もパソコン事業は収益が悪化している。
一方、基本プログラム(オペレーションシステム)というのは、ウインドウズ10とか、MacOSとか、Androidなどで、マイクロソフト社や、アップル社、グーグル社が作っている。
この基本プログラムを使って、実際に色んな事を実現するのが、アプリケーションプログラム(アプリ)だ。
アプリはマイクロソフトやアップルやグーグルも作っているが、その他の様々な会社も作っている。
これらの企業は「サードバーティ」と呼ばれるが、世界中で無数のプログラマーが、自分が使いたいアプリや役に立つアプリを開発し、それを市場に出して、様々な利益を上げている。
ITベンチャーやゲームアプリ会社というのは、そういった企業のことになる。