大型株・中型株・小型株の定義とは?
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株を分類する方法には色々あるが、良く言われるのが、大型株・中型株・小型株という分類だ。
何を持って大型株というのかは、なかなか難しい話であるが、東証では時価総額と流動性を勘案して、大型株・中型株・小型株と分類している。
TOPIX100に選定されているのが大型株で、さらにCore30とLarge70に分かれている。
TOPIX Mid400に選定されている400社が中型株で、それ以外のモノをTOPIX Small(東証一部の小型株)に分類している。
株式市場のニュースで良く言われる大型株指数・中型株指数・小型株指数は、これらのグループの株価を指数化したものだ。
これらの分類の構成銘柄は、定期的に東証が入れ替えているのだが、何となくボンヤリしていてよくわからない。
実は平成17年(2005年)より前はハッキリしていた。
発行済み株式数が2億株以上を「大型株」、6,000万株以上、2億株未満を「中型株」、6,000万株未満を「小型株」と分類していたのだ。
株価が500円くらいで、発行済み株式数が2億株以上が大型株なら、時価総額が1,000億円以上ということだから、時価総額が数千億円あれば、充分大型株なのかな。
時価総額で分けると、株のタイプがわかる?
時価総額で株を3つに分けてみると、何となく株のタイプがわかってくる気がする。
大型株は倒産の心配は無いが、為替レートや外部要因に、株価が大きく左右される銘柄。
一方、小型株は、倒産リスクが常にあり、良いニュースが出れば急激に株価は上がるが、悪いニュースが出れば途端にボロ株になる。
ただし為替レートや外部要因には、あまり株価が影響を受けないという感じ。
もちろん時価総額で分ける場合、いくらくらいで分ければ良いのかは、なかなか難しい話だ。
東証の分類では、時価総額と、流動性(出来高)で選んでいるらしいが、ハッキリした基準はよくわからない。
ということでこのサイトでは1,000億円以上と、300億円以上、300億円未満で銘柄リストを作ってみた。
中長期的投資をするなら、時価総額1,000億円以上の株、短期的投資をするなら、時価総額300億円以上の株、デイトレなど短期間で大きく株価が動くのを狙うなら、時価総額100億円前後の株(つまり300億円未満)という感じだ。
それぞれ、単元株価(最小購入金額)別にランキングしてみたが、自分が普段売買する株価ゾーンで比べてみても、かなり雰囲気が違う銘柄がリストアップされている。
見たことはないが、投資会社の投資候補先リストって、こんな感じなんだろうね。
まあもっと細かく分類してあるんだろうけど。