新規IPO ソレイジア、上場2日目
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新規IPO銘柄、上場後の株価の動き。
2017年春に新規上場したバイオ株、ソレイジアの例。
初日は226円まで押した後、279円まで上昇し、結局272円で引けた。
出来高は約7,300万株で、公開株数+売り出し2,300万株のおよそ3倍になった。
公募株価は185円で、1.5倍のロックアップ解除価格は278円。
わずか一円だが、ロックアップ解除価格を超えた。
これが株価にどう影響するのかが、2日目の大きな焦点だった。
それを占う目安が、売買注文累計だ。
売りと買いで買い注文の方が多ければ、株価は下がりにくいだろうと予想できる。
逆に売り注文の方が多ければ、株価が大きく下がることが予想できる。
実際、初日の寄りつき後は、約200万株の売りに対し、買い注文累計は、およそ600万株ほどで推移した。
売り注文が初日より増えて、買い注文が初日より減っておれば、株価は上がりにくいと予想される。
そして実際、2日目の買い注文累計は、200万株ちょっとで、初日の600万株から大きく減っていた。
そして、株価は前日値を挟んで上がったり下がったりしていたが、後場になると買いの勢いが次第に衰えて、株価は急落した。
最後は売り注文累計が300万株を越えていた。
ソレイジアの5分足チャート(上場2日目 17/03/27月曜)
上場三日目のソレイジアは、売り爆弾が炸裂
上場三日目、新規IPO銘柄のソレイジア。
寄り付き前の売買累計注文は、買い優勢で、ギャップアップで始まった。
昨日の大引け前に大きく下げ過ぎたと見たのか、10円ほど高い始値がついた。
しかしこの日は、数十万株モノ大きな売りが度々出た。
一時間に一回くらいのペースでドカンと大きな売りが飛び出して、たびたび株価の上昇に冷や水をぶっかけた。
その結果、買いの勢いは10時過ぎから衰えはじめ、売り注文累計も300万株まで増えて、株価の上昇は見込めなくなった。
こういう数十万株単位の売りがドカドカ出ると、迂闊に買いには入れない。
買い上がっても大きな売りで売り潰され、たちまち含み損になってしまうからね。
さらに後場寄り直後にドデカい売りが出て、買い意欲を挫いた。
ソレイジアの株価が近いうちに上がりそうな予感はあるが、さすがに今日のところは逃げておいた方が無難だろう。
ということでこの日は結局、初日の安値の226円も割り込んで、初値割れになった。
期待のソレイジア、ここまでか?