年初来安値から反騰、底練り完了か?
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IPOの実際、ソレイジア(4597)の例の続き。
上場4日目に、最安値219円をつけた後、後場に買いが入りプラスで引けたソレイジア。
そろそろ底を打って反転かと臨んだ5日目は、10時前に早々とプラ転し、買いを集めたモノの、上場直後に揉み合っていた250円ゾーンで売りが増え始め、250円タッチで下落に転じた。
しかし大引け20分前の午後2時40分から大きな買い注文が連続で出て、カラ売りを踏み上げる形で16円高で終了した。
どうやらまだソレイジア、相場は終わっておらず、高値を目指している大口や仕手筋が蠢いているのがハッキリした。
ソレイジアの5分足チャート(上場5日目 17/03/30木曜日)
ソレイジア 上場6日目の値動き
上場6日目、前日の大引け20分前で、大口が買い集めていることが確認できたことで、果たしてどういう動きが出るのかが焦点だった。
株価は250円まで回復していたが、250円から270円のゾーンは初日・二日目に揉み合っていたゾーンで、大量の戻り売り・ヤレヤレ売りが出ることが予想された。
実際この日は、250円を超えると売りが出て、一日中、上値を抑えられる展開が続いた。
そのせいで5分足チャートも上ヒゲだらけ。
この日は日経平均が後場に大きく崩れ、大台の19,000円を割り込む展開だったが、ソレイジアは250円を大きく割り込むこともなく、4円安で終了した。
これは220円台の「底練り」が前日までで終わり、250円で保ち合いになったということで、週明けにはさらなる上昇が期待できる動きだった。
ソレイジアの5分足チャート(上場6日目 17/03/31金曜日)
ソレイジア、上場来高値更新して、なんとストップ高!
上場7日目のソレイジア、前日までに株価は初値の234円を奪回し、250円付近まで回復した。
ここから上は、初日と二日目に揉み合いになっていた250円から270円のゾーンに突入する。
前週の木曜日は、ジワジワと買いが入って上昇し、250円タッチしたあとに売りが増え、最後に大きな買いが続いて250円を奪回した。
金曜日は、250円を挟んで上がったり下がったり、揉み合いが続いた。
そのため、250円前後のシコリはかなりほぐれたが、初日と2日目は270円前後で揉み合っていた時間帯も長かったので、270円を上抜けできるかどうか。
さらに二日目につけた高値の285円に、どこまで迫れるかも、重要な視点だった。
一週間かけて揉み合った後、高値更新ともなれば、売りたい人はかなりの割合で売ってしまっただろうし、それ以上に買いたい人も多いということになるから、ここを上抜けるとほぼ青天井状態だ。
で、どうなったかというと、こうなった。
ソレイジアの5分足チャート(上場7日目 17/04/3月曜日)
この日の売買累計注文は、売り200万株、買い300万株くらいでスタートした。
買いが300万株以上あるのは初日以来で、明らかに買い意欲が強くなっていた。
底打ちと底練り完了で、トレンドが上昇に転換したという判断なんだろう。
そして前場は小高く始まった後、大きな売りが出ないのを確認するかのように、10時過ぎくらいから買いが入り始めた。
そして初日に揉み合っていた270円を挟んで、揉み合い商状になった。
さらに後場になると270円台で推移し、ソレイジア掲示板の関心は、上場来高値285円を更新できるかどうかに移っていった。
そして午後2時過ぎに大きな買いが連続し、あっさりと年初来高値を更新した後は、300円の大台も突破し、大引けにはついにストップ高まで上昇した。
これは凄いね。