ソレイジア 青天井ゾーンに突入
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新規IPO銘柄、バイオ関連株のソレイジア、上場8日目。
前日に上場来高値を更新して、大台の300円を突破、さらにストップ高で高値引け、青天井ゾーンに突入した。
買いで入った人は全員含み益という状態で、こうなると大口トレーダーや仕手筋が、どこで利益確定の売りを出してくるかが、次の関心になってくる。
なのでここで一旦、基本情報とこれまでの展開をまとめておく。
まず公開価格が185円で、公開株数が約2,000万株。
オーバーアロットメントによる売り出し(冷やし玉/カラ売り株)が、約300万株。
初値は234円で、初日の安値が226円で、272円で引け。
2日目は、285円の高値をつけた後、揉み合いつつ、次第に数十万株単位の売りがドカンドカンと頻発して大陰線。
上場初日と2日目に、250円から270円のゾーンで揉み合いが続き、そのあと売りが優勢になって下落トレンド入り。
調整はおよそ3日続き、上場4日目に219円まで押したところで底打ちしてプラ転。
上場5日目は、250円まで上昇するも、そこから折り返し、大引け前に大きな買いが連続して250円を越えて終了。
翌6日目は週末金曜日で、250円を挟んで揉み合う展開。
日経平均は後場に大きく崩れたが、ソレイジアは保ち合いが続いて、結局4円安で終了。
そして週が明けた翌月曜日からは、また新しい局面に突入した。
ソレイジア 上場7日目のザラ場の商状(再掲)
上場7日目は、寄り前の気配から、売買注文累計が明らかに買い優勢で、売りは200万株もなかった。
ギャップアップで始まり、十時過ぎには大きな買いが入り始め、先週までにできた270円のシコリゾーンに突入。
午後に入ると上場来高値285円に迫る勢いになり、14時過ぎには一気にこれを突破して300円の大台も突破。
買いが買いを呼ぶ展開で、最後はストップ高まで上昇して引けた。
買いで入った人は誰も損をしていない「青天井ゾーン」に突入だ。
ソレイジアの5分足チャート (上場7日目 月曜日)
全市場の売買代金ランキング、5位という過熱売買
ストップ高をつけた翌日の火曜日は、前日値を挟んで半時間ほど揉み合った後、買いが優勢になって株価上昇。
大きな売りが出て株価が押し下げられても、すぐに買いが入るという状況で、11時前には、60円高の395円の高値(20%以上)をつけた。
前日に300円の大台を突破したばかりだというのに、次の大台である400円にもあと5円まで迫った。
ところがそこがピークで、大口の売りが目立ちはじめ、後場は大きな売りが続く展開となり、、一時マイナスに転じるなど、派手な動きになった。
ソレイジアの5分足チャート (上場8日目 火曜日)
こういう値動き自体は、新興株では珍しいものではないんだけれど、問題は売買高・売買代金だ。
この日は朝から売買代金が異常に膨らんで、10時前にはもう100億円を突破した。
もちろんこれは新興市場銘柄の中ではトップ。
さらに全市場の売買代金ランキングでも、トップ10圏内という異常事態。
最終的に売買代金は441億円に達し、全市場と日経レバを合わせて、第5位というとんでもない過熱商状。
こういう風に新興株が売買代金ランキング上位に突然入るときは、あまり良い記憶が無いのだが、、果たしてどうなる、ソレイジア。
ソレイジア 上場8日目までの四本値と出来高
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高(株) |
3月24日・金 | 234 | 279 | 226 | 272 | 73,160,300 |
3月27日・月 | 280 | 285 | 234 | 238 | 31,024,100 |
3月28日・火 | 246 | 257 | 222 | 228 | 19,092,300 |
3月29日・水 | 228 | 238 | 219 | 237 | 13,137,800 |
3月30日・木 | 235 | 255 | 231 | 253 | 13,113,000 |
3月31日・金 | 255 | 261 | 246 | 249 | 9,320,300 |
4月3日・月 | 256 | 329 | 249 | 329 | 50,160,700 |
4月4日・火 | 337 | 395 | 317 | 352 | 126,231,500 |