ソレイジア5週目の動き
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新規上場IPO バイオ銘柄のソレイジア・ファーマ。
上場5週目の値動きは、また凄い値動きになった。
基本情報をおさらいすると、新規公開株が約2,000万株。
オーバーアロットメントによる売り出し(カラ売り株)が約300万株。
公開株価が185円、初値が234円。
公開株価を基準にすると、株価2倍が370円、株価3倍が555円。
初値を基準にすると、株価2倍が468円、株価2.5倍が585円、3倍が702円。
上場5週目ともなると、公開株を公募で手に入れたホルダーは、かなりの割合で利益確定していると考えられる。
そして上場初日の初値の2倍の468円に近付くにつれて、大量の利確売りが出てくると考えられる。
ソレイジア 5分足チャート(17/04/17 月曜日)
月曜日のソレイジアは、前週末から15円ほどギャップアップしてスタート。
全種の金曜日は、前引け間際に大幅下落があり、そこから値を戻していたため、既に調整が終わっていた模様。
売りが出ないのを確認し終わったかのように10時半過ぎから買いが優勢になり、47円高で終了。
ソレイジア 5分足チャート(17/04/18 火曜日)
火曜日は、月曜日と打って変わって売りが優勢になり、30円安まで押し下げられたものの、午後2時半過ぎから、一気に買い優勢になってプラ転。
わずか15円高だったが、回転できた人にとっては、50円の利幅が取れた。
ソレイジア 5分足チャート(17/04/19 水曜日)
前日に大きな調整を済ませたせいか、水曜日は売り注文が減り、ジワジワと上昇。
初値株価の2倍 468円で半日揉み合った後、一気に500円の大台を突破し、なんとストップ高のプラス80円。
一体何が起こったのかよく分からないが、かなりの大口が買い上がった模様。
600円で上昇が止まるわけ?
上場後、約20日かけて、初値の2倍の470円を越えたソレイジア。
普通なら揉み合いが起こりそうな大台500円を一気に突破し、ストップ高まで駆け上がった。
こうなると、次の難関は600円の大台だ。
低位株が急騰する場合、600円が一つの節目になることが多い。
300円前後の銘柄が急騰して、グングン株価が上がっていっても、なぜか600円の辺りで急に売りが増え始め、天井を打つ。
逆に言うと、ここで揉み合った後にギューンと騰がった銘柄は、1,000円の大台まで駆け上がっていくことが多い印象だ。
なのでソレイジアの株価が、600円を超えるまでに、時間がかかるかと思ったのだが、事実は小説より奇なり。
寄りつきから着々と買いが入り、何の壁もなかったかのように600円を超えていった。
ソレイジア 5分足チャート(17/04/20 木曜日)
ところが600円を超えて新高値を取ったと思ったら、今度はまた大きな売りが出始めて、乱高下。
売買代金も、なんと400億円を超えて、全市場のトップ5にランクインする大商い。
ソレイジア 5分足チャート(17/04/21 金曜日)
金曜日もさらに新高値を取るモノの、前引け前に大きな売りが続いて下落。
売買代金はなんと470億円超。
新興市場の低位株が、高値で売買代金ランキング上位に入ると、そのあとロクな事が無い印象なのだが、果たしてこの後は?
「新値八手十手」という言葉もあるが、そろそろ天井か?