低位株は、売り時がイメージしにくい
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低位株、ボロ株の売買は、売り時のイメージが重要になる。
というのも200円前後の低位株、100円前後の超低位株、そして100円にもならないボロ株を売買は、非常に難しいからだ。
こういう超低位株の銘柄は、値動きがゆっくりなので、どこで売れば良いのかが分からない
自分なりの売り時がイメージできないと、思わぬ損をしたり、利益の取り損ねが起こる。
たとえば1,000円くらいの銘柄だと、値動きが大きいし、場合によっては200円くらい動いたりする。
なので100円上がったら売ろうとか、200円上がったら売ろうとか、あるいは、1,200円を越えたら売ろうとか、1,300円まで粘ってみようとか、売るタイミングのイメージが出来る。
ところが超低位株、ボロ株の場合は、それがなかなか出来ない。
20円上がっても、まだまだ上がるとも思えるし、もうそろそろ危ないなという風にも思える。
安値で大口が集めているようにも見えるし、大口がドカドカ売ってるようにも見える。
株価が安いだけあって、飛び交う株数が半端ないので、大口がどこに居るのか、サッパリ分からなかったりする。
1,000円以上の4ケタの株であれば、売り板や買い板に厚いところと薄いところが出来て、なんとなく買いたい人がどの辺にどれくらい居るのか、イメージがしやすい。
4ケタの株の板情報の例
1,000円以上の、4ケタの銘柄の場合、板情報から、ある程度のことは分かる。
たとえば、下の方に買い注文が分厚く並んでいて、あまり下落リスクはないな、とか、上の方にデカい売り注文が出ていて、ここを越えるのは難しそうだな、とか。
上の方にデカい売り注文が出ている場合には、大きく分けると3つのパターンで動く。
どういう感じかというと、
- デカい売り注文に跳ね返されて株価が下がり出す。
- デカい売り注文が買い上げられた少し後に、大きな売りが続いて株価が下がる。
- デカい売り注文が買い上げられた上で、さらに上に向かう。
と言う3パターンだ。
デイトレをしていると、このどれかに当てはまる場合が多い。
ここで一番、気をつけねばならないのは、2番目の、大きな売り注文が買い上げられた直後に、ドーンと売りが出て大幅に下がるパターンだ。
これはいったい何なんだろうと思うけれど、大口vs大口の殴り合いみたいなモノらしい。
大口のカラ売り師が、高値に大きな売り玉を並べていて、それが約定したら、今度は手持ちの買い玉を
ドサッと売って株価を押し下げる。
元々人気の銘柄であれば、こういう作戦は成功しないが、突然噴き上がったような場合には、買いが続かないことが多いので、こういう「はめ込み」みたいな値動きもある。
しかし超低位株の場合は、売り注文も買い注文もギッシリ詰まっていて、誰が何を考えているのかサッパリ分からない。
こうなると、どこで売れば良いのか分からないから、十中八九、利確で失敗してしまう。
低位株の板情報の例
売り時が分からない銘柄は、買わない方が無難だ。
だから、超低位株やボロ株は、余裕があって、放ったらかしに出来る時しか買うべきではないかも。